株式会社前田シェルサービス

自動車業界から、新しい事業で新しい業界に進出する会社 3Dプリンタでつくるプロダクト

株式会社前田シェルサービスと株式会社前田技研は、前田シェルサービスが1965年、前田技研が1968年の創業で、愛知県岡崎市に拠点がある2社合わせて「前田グループ」です。

前田シェルサービスは、汚染された圧縮空気によるトラブルを防ぐ高性能フィルターや、微鉄粉除去用マグネットフィルターなど自社製品を提供し、前田技研は、お客様要望通りの形状で金属を削って提供し、日本のものづくり現場を支え続けてきました。

自動車業界が100年に1度の変革期の声で危機感を感じたため、新たな業界にも展開をはじめました。
展開するにあたり、3Dプリンターという新たな製法で、無駄を減らし、資源を大切に使う考え方をものづくりの軸に据え、創業以来受け継がれてきた理念を大切にしながら、伝統と革新の両面から未来を切り拓いていきます。

自動車業界を支える 製品開発と生産品質

前田シェルサービスと前田技研の強みは、工場の品質を左右する現場の課題への提案力・解決力と、お客様要望に寸分狂わないものづくりの技術にあります。
前田グループは、製品開発~生産品質まで、自動車業界を支える企業のひとつとしてお客様に協力してきました。

製品開発

製品開発は何度も試作品を製作して、最終製品を完成させます。
試作品の段階でお客様の要望形状から少しでも異なり進んでしまったら、最終製品時にはリコール発生にも繋がります。前田技研は繰返し製作する試作品を、寸分狂わず敏速に製作する事ができたため、自動車メーカーから技術力、対応力を評価されました。

生産品質

生産現場で使用される圧縮空気の品質は、製品の品質や設備寿命に直結します。
「3in1マルチ・ドライフィルター」は、独自のエレメント構造により水分・油分・微粒子を99.99%除去。塗装ムラや精密機器のトラブルを未然に防ぎます。
また、加工の際に潤滑冷却で使用されるクーラント液の品質も、製品の品質や設備寿命に直結します。「マグキャッチフィルター」は、強力な磁石を用いて、微細な鉄粉を最小捕捉粒子径0.05μmを除去。加工不良や設備摺動トラブルを防ぎます。

除去から付加へ 産業構造の戦略的転換

自動車産業がEVシフトなどで100年に1度の変革期を迎える中、当社では自社の製造プロセスそのものを見つめ直し、新たな取り組みを始めています。

これまでの金属を削って作る除去型の加工技術も継続しつつ、素材を積み上げて形をつくる付与製造(3Dプリンタ)の技術を新たに取り入れました。既存事業の強みはそのままに、廃棄物を極限まで出さないサステナブルな製法を新たな柱として、変化に強い事業構造へ進化しています。

この取り組みから生まれたのが、インテリアブランド「孚美(FūūBi)」です。
『美しいものを、育てる』から名付けたブランド名で、廃棄される木質とプラスチックを複合した材料や、オーシャンバウンドプラスチックなどを材料に使用する事で、環境に配慮したプロダクトを提供しています。3Dプリンタでのデメリットとされる積層痕をあえてテクスチャーとしてデザインに活かした植木鉢や、伝統文様を取り入れたテーブルなど、独自の世界観をもつプロダクトを大型3Dプリンターで製作しています。
使い終えたプロダクトは粉砕し、再び材料として循環させる仕組みを取り入れることで、資源を無駄にしないものづくりにも取り組んでいます。

こうした循環型の考え方を軸に、BtoBだけでなくBtoC領域へと活動の幅を広げ、新たな可能性を探り続けています。

環境への取り組みと信頼の積み重ね

前田シェルサービス、前田技研は、創業時から製品の品質を大切にものづくりをしてきました。また、近年は製品の品質だけでなく、環境への配慮にも積極的に取り組みをしています。
ISO14001(環境)やISO9001(品質)に基づく管理体制を継続的に運用し、日々の製品づくりやサービス提供に反映しています。

また、「愛知ブランド企業」「愛知県SDGs登録制度」への登録も、その取り組みの一つです。
こうした公的な認証や評価は、私たちの製品やサービスが、社会にとって安心して選ばれる存在であることを示す指標であり、信頼を積み重ねてきた結果だと考えています。

事業を通じて未来への持続可能なものづくり

前田シェルサービス、前田技研の事業は、今まで環境とは程遠いものづくりをしていましたが、これからは事業そのものを通じて、環境負荷の低減に取り組む事を考えています。
新規事業の3Dプリンタ技術を活用し、廃棄物の削減や資源の有効活用に取り組んでいます。

こうした取り組みを重ねることで、SDGsの目標12「つくる責任 つかう責任」や、目標13「気候変動に具体的な対策を」への貢献を目指しています。

今後は、ペレット材料の開発などを通じて外部パートナーとの共創も積極的に進め、サステナビリティを企業の競争力につなげる次世代の製造業モデルの確立に取り組んでいきます。

製作事例

高性能圧縮空気フィルター

工場の動力源である圧縮空気は、いわば生産ラインの血液です。
ここに含まれる不純物を徹底的に除去し、設備の故障や製品不良を防ぐことで、安定した生産体制を支えます。

3in1マルチ・ドライフィルター

1台で不純物、水、油を除去し、クリーンエアーを実現。
食品・医薬品・化粧品などの業界には、抗菌・除菌の機能を追加したフィルターもあり、幅広い業界のクリーンエアが必須の現場で採用されています。

金属試作加工品

試作品は最終製品を作るためには、必ず行うプロセスです。
試作品の段階では、スピードと正確性が非常に重要となり、新しい自動車のモノづくりを支えています。

金属試作品

お客様から提供された3Dモデルを用いて、アルミ系、鉄系など様々な材料を加工します。
また、ブロック材からの総削り、鋳造鋳込み品の実製品加工など、ご依頼内容としては様々ありますが、時間やコストなど効率良い工程設計をして、設備を使い分けて対応しています。

孚美(FūūBi)

リサイクル材料、アップサイクル材料、環境負荷低減材料を、大型3Dプリンターで循環可能なインテリアを製造。

廃棄物を極力抑えた付加製造法で、環境負荷低減と高いデザイン性を両立しています。

プロダクト

「テーブル」「スツール」「ペンダントライト」「植木鉢」「小物入れ」など、普段の生活でご使用頂くものから、企業、店舗、宿泊施設でご使用頂くものまで、様々なラインナップを取り揃えています。

3Dプリンタの造形サービス

ユーザー様デザインデータを3Dプリンタで製作。
通常の製法では出来ない形状も単品から製作可能で、他にはない大型サイズまで可能です。

造形サービス

「特注インテリア」「試作品」「オブジェ」「少量生産(OEM)」など多業種から様々なご依頼品を製作しています。また、製作内容によって、弊社所有の7種類3Dプリンターから最適な装置を選定して製作しています。

会社概要

会社名株式会社前田シェルサービス
創業1965年
資本金4,996万円
本社所在地愛知県岡崎市池金町金山76−4
代表者代表取締役 前田 達宏
従業員数48名
企業 URLhttps://www.maedauni.co.jp/
事業内容生産性向上、工場内環境向上の自社製品販売

株式会社前田シェルサービス

株式会社前田シェルサービスと株式会社前田技研は、前田シェルサービスが1965年、前田技研が1968年の創業で、愛知県岡崎市に拠点がある2社合わせて「前田グループ」です。
工場の品質を左右する現場の課題への提案力・解決力と、お客様要望に寸分狂わないものづくりの技術が当グループの強みです。また、3Dプリンターという新たな製法で、無駄を減らし、資源を大切に使う考え方をものづくりの軸に据えた新事業を展開しています。

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